栃木県宇都宮市にある東峰保育園の子育て支援サイトです。
自然体験や農業体験を通しての子どもの健やかな成長を紹介しています。
子育て相談コーナーや子育て掲示板、アウトドアに関するリンク集も充実しています。
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栃木県宇都宮市にある社会福祉法人久祐会東峰保育園のページは、
子育て支援サイト「Cheek To Cheek」と自然体験サイト「カエルのたまご」の2構成となっております。
東峰保育園では、乳児保育、延長保育、障害児保育、地域子育て支援活動を行っています。
育児相談、食育、幼児教育、体操教室、英語教室、水泳指導、日本太鼓、マーチング、器楽演奏、
落語、お遊戯、茶道体験、遠足、完全給食、絵画指導、しつけ、学童保育などを行っています。
逆上がり、跳び箱は毎年全ての子ができるようになり、運動会で披露しています。
自然体験活動のページでは、農業体験やアウトドア、キャンプ、野外教育活動、ビオトープ、
体験学習、グリーンツーリズムなどの幼児教育、学童支援など、課外保育を通して子どもたちの
青少年健全育成活動を行っています。
カエルのたまごでは、自然体験活動の紹介や遊びの紹介をしていきます。
東峰保育園では、コンピュータや音楽、体操指導など行っていますが、やっぱり、子どもたちは外で
遊ぶのが一番大好きです。
アウトドア大好き人間の園長が、先頭に立ち、子どもたちと一緒にいろいろな体験をしています。
子どもたちの興味関心のレベルに合わせ、じっくりと見守ってあげることで、各々が色々な発見をし、
成長していきます。
そして、そのために私たちは童心にかえって、真剣に遊びに取り組んでいます。
遊び感覚の食体験で、子どもたちの好奇心をはぐくみ、自立を支援
食品になるまでのプロセスに五感で触れて生態系を知る
東峰保育園では、たとえば春には園児を川へ連れて行き、魚がどこに隠れているのか、その習性を
何気なく教えながら捕まえ方を伝授したり、秋には芋掘りをしたあとに焼き芋大会や干し芋作りを
楽しんでいます。
焼き芋では落ち葉を集め腐葉土作りにまで発展させます。そこには、単に釣り堀での魚捕りや農園での
芋掘りで思い出作りをするのとは根本的に異なる、深い意図があります。
そこには、「食品の完成品を見るだけでは理解できない部分、生物や植物などの生命の根源が食品に
なるまでの中間過程を全体のつながりがわかり、生態系を理解することによって、生命のいとおしさを
感じとってほしい。」と私たちは考えています。
先日も、園児とザリガニ捕りを楽しんできました。釣果は昨年を下回りました。これはザリガニが米の
天敵という理由で生産者が農薬をまいたためです。そんな経緯を、日常食の「ごはん」と関連づけて、
優しくわかりやすい言葉で説明を加えます。「現実問題を避けて通るのは手抜きであると」思います。
捕れたザリガニは、小魚やメダカと区別して水槽に入れましたが、小魚の水槽は生物の量が多すぎたため、
すぐに死んで水面に浮かんでしまいました。
そこで、水と酸素の関係へと説明が移っていくわけです。次に死んだ小動物をザリガニの水槽に入れ、
ザリガニが食べ尽くす様子も園児たちはつぶさに観察するわけです。
生命の大循環、食物連鎖も知ってほしいと思っています。
園には年間を通じてこうした行事が目白押しですが、作物関係は1〜2歳児から、川遊びなどは
3歳以上児を対象の目安にしています。
春はよもぎを採って天ぷらにし、残りは冷凍し翌年3月の節句での草餅作りに使っています。
5月には田植え体験をし、梅雨の雨の意味を知ります。また、秋には稲刈り体験で収穫した餅米で
餅つき大会をしてお供えや雑煮にしたり、わらで正月用お飾りを教えたりします。
柿の木も実がなるまでの経過を見せてあるため、収穫後に食べるときには、柿嫌いな子も「おいしい」と
頬張ります。
イナゴ捕りでは、イナゴの足を数えて知識を増やします。それから松林で拾ったまつぼっくりに金、銀の
彩色をほどこし、クリスマスリースを作ります。(蔓は取りに行ったり、さつまいもの蔓を利用します。)
いずれも、子どもたちの胸の高鳴りや歓声、瞳の輝きが想像できることと思います。
育てる、見る、触る、収穫(捕獲)する、料理をする、味わう……これだけの経験を通して、就学前に
学習意欲の前提となる「好奇心の芽」を大切に育てるわけです。四季のある国で生まれ育つ歓びを肌で
感じながら、やがて自立につながる豊富な知識と生活の知恵を学びます。
ご両親がお子さまに求める最小の希望は、次の二つではないでしょうか。
ひとつは、腕白でもいい健康に育ってほしい。そしてもうひとつは、どんなに頭がよくても非行にだけは
走ってほしくない。これはどなたにも共通した願いです。
そこで大切なのが、乳幼児期の子育てです。この時期に「手抜き」、「溺愛」をすると、人間として基礎が
できません。建物でも基礎工事の手抜きは許されませんね。
「人生のすべての基本は自然から学んだ」といわれるように、一生けんめい遊び、もりもり食べる。
そして毎日の生活の中では、暖かく抱いてくれるお母さんと、たくましく頼もしいお父さんが遊んでくれる、
こういったことがとても大切です。
その役目を当保育園では、女性保育士と男性指導員が担っています。そして、もう一つ重要なのが、
自然の中での実体験です。
当園は、子どもたちが喜んで登園できる環境(人的、物的)作りと、知育・徳育・体育という子育ての
三つの柱、それに食育(給食にはこだわりと自信があります。食知識、食べ方、食材が人類を救うと
いわれています。)を基本方針としています。それが健全なる精神と肉体を育てることになるのです。
自然との取り組みは、別表のように、年間の活動に関連をもたせながら、自然と身に付くよう計画しています。
生態系を理解することにより、地球環境と命の大切さを知ります。また、お父さんお母さんたちが忘れて
しまった、いろんな伝承行事も、この活動の中に取り入れております。
夏と冬に行っているキャンプも、次のような目的意識の中で、プロのインストラクター・ガイドのもとに、
サバイバル感を織りまぜ、ぜひともたくましい子に育ってほしいという願いを込めて、20年来、園の行事として
続けてまいりました。あえて1泊で出かけるのは次のような理由からです。
「困難に打ち勝ち、協力する喜びを知り、自然の大きさや偉大さを肌で感じ」、その中で、何でも食べてみる、
どこでも寝ることができる、道具の使い方を工夫するなどさまざまな体験をクリアすることで、自信がつき、
一回り大きな人間になれ、真に強い子が育つと思うからです。